横浜インフォメーションセンター 長谷川 舞

未経験から物流業界へ!
日々の小さな積み重ねが確かな成長につながっていく。

横浜インフォメーションセンター
長谷川 舞

2023年4月1日入社(中途)

東部ネットワークに入社したきっかけを教えてください。

前職は旅行会社に勤めており、物流とはまったく異なる業界で働いていたのですが、転職をきっかけに物流の仕事に携わりたいと思い、東部ネットワークへ入社しました。

最初に物流業界に興味を持ったのは、大学時代、コンビニエンスストアでのアルバイト経験がきっかけです。当時、私は発注業務をやっていたのですが、午前中に注文すると、その日の夕方にはその商品が納品されている仕組みになっていました。注文から納品までの時間の短さに驚くと同時に感動して…。いったいどうやって成り立っているのだろう?と思いましたし、純粋にすごいなと感じていました。

物流業界でやりたい仕事も決めていたのですか?

いえ、最初は物流業界というところまでしか頭にありませんでした。具体的にどういう仕事があるかといったことは、ほとんど知識がない状態でした。ただ、転職活動をしていくなかで、倉庫業務であったり、いま私がやっている配車業務であったりと、物流にはいろいろな仕事があることを知りました。ですが、なにしろ未経験スタートでしたので、どんな職種や部門に配属されるとしても、とにかく一から頑張ってやってみようという気持ちでいました。

東部ネットワークに入社後は、どのようなお仕事に携わってきましたか?

入社当初は、大阪の配車センターにて、長距離トラック輸送の配車業務に携わりました。特定の地点から目的地まで荷物を運ぶための車両の情報や、お客様が輸送を希望する荷物に関する情報をお聞きして、車と荷物を組み合わせていくマッチング業務です。

2024年の4月末に横浜インフォメーションセンターへ異動になり、関西の近距離輸送に関する配車業務を手掛けるようになりました。また、この秋からは関東の近距離輸送を担当しています。

実際に物流業界で働いてみて、率直にどう感じましたか?

この業界は時期による貨物量の変動が激しいなど、大変なところもたくさんあるなとは思いました。ですが、世の中全体で見れば、いろいろな出来事があるなかでも物流としての動きが完全に止まることはないと思いますし、それは大きな強みだなと思います。

たとえば、新型コロナウイルスが流行ったときにも、私たちはいろんな物事が制限されたり、当たり前にできていたことができなくなったりしましたよね。でも、そんな日々でも物流は止まっていませんでした。同時に、物流が社会を支える重要な仕事だということも、あらためて実感しました。そういう思いも転職のきっかけになっていますし、挑戦してみてよかったです。

日々の業務で感じているやりがい・楽しさを教えてください。

入社してからは覚えることが多くて、まだ心の底から「楽しい」と思えるほどの余裕はないのが正直なところです。実際、配車業務はとても責任のあるものだと思っています。車両には一定の売上を保証しなくてはなりませんし、日々気を配らなくてはならないことも多いです。

また、その日の運行内容によっては、なかなかスムーズに業務が進まないときもあります。業務内容を完璧に把握できていない状態でイレギュラーな事態が起こると、どうしても大変だなと感じることはあります。それでも、少しずつ仕事を覚えて理解できる点が増えていき、自分が組んだ通りに事が進むとやりがいを感じますし、良かった!という達成感も徐々に味わえるようになってきています。

お仕事の日の1日のスケジュールを教えてください。

現在の担当エリアでは、もう1人と組んで動いており、それぞれ8時もしくは9時に時間差で出勤をしています。先にきた人は、まず翌日の配車スケジュールの枠組みを大まかに作ります。このほか、荷物の積み降ろしの入場時に必要な予約情報の確認や、車を探す必要があれば、協力会社様に電話をしてお車を貸していただけるようにお願いをします。そのほか、荷主様からのご依頼内容のまとめや、運ぶ荷物が足りていないときには荷物探しをします。午前中はだいたいこういった集車・集荷の業務を進めていきます。

お昼休憩を挟んで午後は、午前中で集めた荷物と車両情報をもとに、実際に配車につけていく業務を行います。お客様先へ「このような車両で取りに行きます」といった連絡も入れていきます。当社は、自社車両での輸送以外に、協力会社様にもお願いをして動いているので、必要に応じて細かく打ち合わせをしながら進めます。もしお車に不具合が出た際には即座に入れ替える必要もあって、勤務中はずっと電話をかけたり出たりの繰り返しです。

それらの確認が終わったら仕上げ段階です。配車を完成させ、事務の後処理を進めます。運賃に関する情報などの入力作業を済ませ、スムーズにいけば18時くらいにはひと通り業務が終わります。

仕事をする上で大切にしていることはありますか?

配車業務では、もちろん荷主様とのやり取りも重要ですが、私は実際に運んでくださるドライバーの方とのコミュニケーションも大事にしています。

私がドライバーさんに対してすごいと感じるのは、初めて行く場所であっても、問題なく業務を遂行してくださること。もちろん「この場所からこの場所へ運んでください」といった最低限の情報はお伝えしていますが、もし自分がドライバーの立場だったらできるだろうか?と思います。大きなトラックに乗って走るだけでも大変な仕事だと思うので、少しでも安全かつ効率的に運べるよう、道の情報なども含めてなるべく詳しく情報を伝えることと、予測できることをちゃんとお伝えすることを心がけています。

東部ネットワークで働いてみて、魅力的だと感じるところはありますか?

初めてやる仕事だと、どうしてもわからないことが日々たくさん出てきますし、不安になることが多いです。でも、この職場は和気あいあいとした雰囲気ですし、困ったら周りの人に気軽に聞いたり、相談できたりする雰囲気があったので助かっています。

あと、この会社は興味のあることにチャレンジさせてくれるだと思います。私はまだ配車業務をしっかり覚えていく段階ですが、社内には配車以外にもいろいろな仕事があって、周りの人たちを見ていても、希望を出せばきちんと聞いてもらえる印象です。

この会社に入り、ご自身の成長を実感できることはありましたか?

いい意味で力を抜くというか、「完璧じゃなくても何とかなる」と少しずつ考えられるようになったのは自分の成長かなと感じています。というのも、配車業務は、ある程度の自由がきくといいますか、1から10まで決まった形で完璧に組み立てる必要はありません。むしろ状況に応じて臨機応変に、ある程度は大まかに組み立てていくことが大事なんです。

もともと、私は「絶対こうしないとダメだ」と考えてしまうなど、つい完璧を求めたくなって自分を追い込んでしまうタイプでした。でも、この仕事を始めてから、そこまで厳しく追い込まなくてもいいのかなと、少しずつ柔軟な考え方ができるようになってきたように思います。

今後の目標はありますか?

これまでは配車センターで勤務をしてきましたが、当社には物流センターもありますし、自社トラックを管理している営業所も各所にあります。それぞれの場所で仕事内容もまったく変わってくると思うので、できれば他の仕事にもチャレンジし、いろんなことを知っていけたらいいなと思っています。

お休みの日の過ごし方を教えてください。

私の勤務はシフト制で、月にだいたい10日休みがあります。日曜日は固定の休日ですが、他の日については土曜祝日も含めてトラックが動いているので、不規則になります。

私は旅行が好きなので、ある程度まとまった休みは出かけることが多いです。旅先は近場よりも遠くを選びたいタイプで、直近では北海道に行きました。ちなみに、横浜インフォメーションセンターに異動する前は神戸に住んでいたのですが、兵庫県内はなかなか観光もせず、遠くにばかり出かけていて。そうこうしていたら異動になってしまいました(笑)。お酒が好きなので、旅先ではその土地の有名な食べものとあわせて楽しんでいます。

最後に、就職・転職を考えている方に向けてメッセージをお願いします。

私自身、異業種からの転職で完全未経験スタートでしたが、それでもなんとかやっていけています。最初はどうしても意味がわからないことが出てくると思うのですが、ちょっとずつ噛み砕きながら覚えていけば必ず力がつくことを実感しています。やはり大事なのは日々の積み重ねですよね。学んだことを自分の中でちゃんと吸収していこうという気持ちがあれば、大丈夫だと思います。

配車業務に関しては、事務作業が好きな方にも向いているはずです。入力業務も多いですし、ドライバーさんと違い、1日中机の前に座って仕事を進めていきますので。周りに助けてくれる人はたくさんいるので、あまり気負い過ぎず、少しでも興味があればぜひ飛び込んできていただけたらなと思います。