
自分の成長が会社を前進させる原動力になる。
経理のエキスパートとして、理想のキャリアを実現。
経理部 副部長
内藤 尚紀
2002年入社(中途)
東部ネットワークに入社したきっかけを教えてください。
20年以上前の話になりますが、私は転職によって東部ネットワークに入社しました。私が社会人になったばかりの頃は、まさにバブル崩壊直後、不景気真っ只中です。新卒入社をした会社ではタクシー会社で、そこで経理の仕事をしていましたが、会社の業績が落ち込む中では、自分自身の将来を前向きに考えることが難しい状況でした。これからの人生を考えた際に、より大きく成長できる会社で働きたいと思い、転職を決めました。
東部ネットワークを志望した理由としては、その先も経理職で働きたいと考えていたため、経理職の募集があったことが一つ。また、当時は独身で一人暮らしだった私にとって、当時、会社の制度として社員寮を利用できた点も魅力的なポイントでした。

内藤さんはこれまで経理の道一本でキャリアを築いてきたのですか?
はい。ずっと経理職として働き続けてきました。一時期は内部監査室にも所属していましたが、そちらも実際の職務としては経理の延長といった要素が大きかったです。
もともと経理の仕事に興味を持ったのは、学生時代に簿記1級を取得し、その資格や知識を活かしたいと思ったことが大きかったです。また、私自身デスクワークを苦にしないですし、長時間集中して細かな数字と向かい合うことも含め、自分の性格に向いていると考えていました。ずっと経理をやりたいという思いを持って、今日まできています。
普段の仕事内容を教えてください。
経理部として具体的に行ってこととしては、日々発生するさまざまな伝票の処理や、月間の収支まとめ、決算関連業務が中心です。
当社の経理部は比較的少人数で回しており、現在は正社員が4名、派遣社員が2名の体制です。私は役職者としてメンバーの管理もやりますが、自ら伝票の作成もしますし、幅広く担当しています。

1日の業務の流れは決まっていますか?
経理の場合、1日の中の流れよりは、「月のサイクル」で大きな動きが決まります。
経理というと、月末や月初めが多忙というイメージをお持ちだと思います。たしかにその辺りは、支払い関係の業務で慌ただしくなります。ただ、実はもう一つ、毎月忙しいタイミングがあります。それが、ちょうど月の中旬頃。この時期は、ちょうど前月の収支をまとめるタイミングになり、ここも比較的忙しくなります。
これらの月次のサイクルに加え、もう一つ上のサイクルとして四半期の決算があります。このときは、月次で出した数字をさらにまとめて、四半期の売上・利益などを世間に発表します。そして期末の本決算では、1年間の数字を発表するといった年間の流れになっています。
以前の決算は、中間期と期末の年に2回でしたが、現在は年4回になっているため全体的に少し忙しくなっています。ただ、経理の仕事のよいところは、毎月の動きが事前に見えやすいことです。繁忙期はどうしても業務量が増えますが、月の中でも忙しくない日は早く帰れます。年間を通じていつ頃が忙しいというのが事前にわかるので、プライベートのスケジュールは組み立てやすいです。
現在の仕事のやりがいを教えてください。
自分で工夫しながら考えたことを実行し、達成できたときはうれしいです。経理の月次業務は、基本的に同じことの繰り返しのような仕事が多いですが、時代が進む中で制度や法律はどんどん変わっています。たとえば最近であれば、インボイス制度や電子帳簿保存法ができて、それらに対応する必要がありました。
また、ここ数年で当社は子会社が増えて、単体決算から連結決算になるなど、会計処理が少し複雑になりました。そのような内外さまざまな変化の中で「どうすれば、もっと効率的に資料が作れるようになるだろうか?」「よりスムーズに業務を進めるにはどうしたらいいのか?」といったことを、常に考えるようにしています。
同じような仕事の中でも、日々自分で工夫をし、実行する。それを考えると、あっという間に時間が経ちますし、自分が考えたことが結果として表れたときには、やはり達成感があります。

20年以上東部ネットワークで勤務する中で、特に印象深かったことや、会社が変わったなと感じることはありますか?
振り返ってみると、この20年ほどの間に、思い出に残る出来事はいろいろありました。そのなかでも特に印象に残っているのは、新人時代の出来事です。私は経理職で入社しましたが、入って間もない頃、お歳暮の時期だけ人手が足らずに配送の現場に行くことがありました。あまりに物量が多い状況で、デスクワークとは真逆のピッキング業務を担当し、肉体的にはものすごく大変でしたが、いい経験ができたなと思います。
会社については、最も大きく変わったなと感じるのはここ数年です。先にもお話したように子会社ができたことでグループの体制になり、決算発表が単体から連結になったことが非常に大きな変化ですね。また、それにともない、会社の雰囲気自体も変化していると感じます。これから伸びていくぞ!という感じがありますし、以前にも増して優秀な方がどんどん入社しているように思います。最近のオフィスでは、海外の人と英語でビジネスの話をする声も聞こえてきます。
新しい仕組み・体制に合わせて仕事を進めなくてはならないことは大変ともいえますが、それを乗り越えたときの達成感は非常に大きいです。会社の変化はこれからも続いていくと思いますから、私自身、その変化にしっかりと対応していきたいです。
東部ネットワークの魅力的な点を教えてください。
私は本当に恵まれた会社に入れたと感じており、これからもずっとこの場所で働きたいです。まず、働きやすさの点で最もいいなと感じているのは、私生活と仕事を両立させやすい環境があることですね。私にはいま3歳の子どもがおり、共働きで育児をしています。朝、子どもを保育園に預けるのは私の役目ですが、フレックス勤務で対応できるのでとても助かっています。
それに加えて、個々の挑戦する気概を尊重してくれるのも、当社の魅力だと感じています。若山社長はよく「やる気のある人にはどんどん挑戦してもらう」とおっしゃっていますが、私自身も、自分に合った仕事・得意な仕事をさせていただいていると思っています。
ご自身の成長や変化はどんなところに感じますか?
私は基本的にずっと経理として働いてきましたが、ときどきIR関連イベントの業務にも携わっています。その際には、一眼レフカメラで写真を撮ったり、ドローンを飛ばして撮影したりといったこともやります。
もちろん、日々の業務を通じて経理の知識は蓄積されましたし、少し前までは内部監査室の室長を務めておりましたので、内部統制関連の知識も身につきました。さらに直近のことでいえば、サステナビリティ関連情報の開示に関わる業務も担当させていただいています。
こういったさまざまな経験を通して、知識を広げながら成長する実感を得ることができています。
今後の目標はありますか?
基本的な考え方として「経理職を究めたい」という思いを強く持っています。私自身がさらにスキルアップすることで、会社の成長につなげていきたい。これが最も大きな目標ですね。それと同時に、会社の成長につながることなら何でもやりたいという気持ちもあります。幅を狭めず、いろいろなことに挑戦していきたいです。
休日はどのようにお過ごしですか?
私のお休みは土日祝日で、家族と過ごすことが多いです。上の子はもう中学生ですが、下の子はまだ3歳。普段の休日は公園に出かけるなどしています。幼少期はあっという間に過ぎてしまうので、1日1日がとても貴重な時間だと感じています。
また、私自身は学生時代の部活動からこれまで、ずっとバドミントンを続けています。いまは近所の社会人サークルに入っており、趣味程度ではありますが月に1~2回程度楽しんでいます。業務ではほとんど体を動かさないので、とてもいいリフレッシュになっています。
最後に、就職・転職を考えている方に向けてメッセージをお願いします。
当社は上場会社ではありますが、まだまだ規模でいえば中堅で、伸びしろがたくさんあると思っています。また、少数精鋭の面もあるからこそ、一人ひとりの仕事の頑張りが会社の成長に直結していると実感できる環境です。
世の中さまざまな変化がある中で、会社は日々それらに対応し、成長を続けなくてはなりません。ですので、私は新しい方の発想力、いろいろな考え方に期待をしています。自分をどんどん成長させ、会社を大きくしていく。そういうことに魅力を感じられる方と共に、これからもこの会社を成長させていければうれしく思います。