経営理念
物流を通じて社会の発展に貢献し 今とは異なるものになるために挑戦し続け ステークホルダーから信頼される企業を目指します
経営方針
- 挑戦 多様化する時代の中で新分野へ挑戦し、社会のニーズに応え続けます
- 信頼 安心・安全を第一とした物流サービスを提供し、お客様・社会・社員から信頼され続ける企業を目指します
- 環境 クリーンエネルギーの普及に貢献し持続可能な社会の実現に寄与します
当期の取り組みと業績について
継続的な事業成長を視野に、産業用ガス輸送事業等の新たな物流事業の拡大を図ります
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに第110期(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の業況をご報告申し上げます。
当社グループの主力事業の貨物自動車運送業界におきましては、コロナ禍で宅配貨物を利用する新たな生活様式が定着し、かつての急激な需要増からは鈍化傾向となり、輸送数量は緩やかな上昇傾向となりました。
当社の主力輸送である大型トラック貨物輸送におきましても、国内における経済回復の遅れが懸念される状況下で、輸送量はコロナ禍以前には届かず、また、乗務員の確保や定着化が一段と厳しさを増す中で、物価上昇に伴う賃上げによる待遇改善を行うなど、依然として経営環境は厳しい状況が続くものと思われます。
こうしたなか当社グループにおきましては、収益基盤改革を推し進めるため、将来を見据えた人材教育と、経験豊富な人材確保を積極的に推進し、また直近の課題である2024年の労働時間の上限規制問題に対応できる輸送体制の構築に早期に着手するなど、引き続き安定した収益確保に取り組んでまいりました。
また現在、当社グループは、継続的な事業成長に向けた資本業務提携やM&Aを必要に応じ実行する方針を掲げており、2022年4月には、株式会社東北三光(宮城県塩竃市)の全株式を取得し、物流施設の管理・運営に参入するとともに、さらに10月には、現在注目されている水素をはじめとした各種産業用ガス輸送を行う魚津運輸株式会社(富山県魚津市)の53.23%(議決権所有割合75.8%)の株式を取得し、新しい物流の業態へ参入するとともに将来的な可能性を広げました。
今後も継続的な事業成長を視野に、産業用ガス輸送事業等の新たな物流事業の拡大を図り、時代の変化に応じた安定的な収益確保に努めるとともに、従来通り3PL型営業展開を進め、物流施設等への積極的かつ戦略的投資を継続していくことで、更なる収益基盤の改革、ならびに成長を持続させる企業基盤を創出してまいります。
株主の皆さまにおかれましては、何卒今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長